たかしまんブログ(1/36500)

人生100年(36,500日)時代を生きる。現役役員が教えるどんな企業でも1,000万円稼げる仕事術と豊かに生きる考えかたのヒント。

モチベーションが下がったときの考えかた

モチベーションを維持するということは、実は非常に難しい。

多くの人が経験しているだろうモチベーションの減退。誰もが新入社員の時には情熱とやる気に溢れ、何ごとも意欲的に取り組んでいたはずだ。しかし、やりたい仕事を任されない、上司との折り合いが悪い、疲れが取れない、プレイベートがバタバタしている・・・などさまざまな理由で、気付いたらモチベーションが低下している自分に気付く。それが入社3年目に訪れる人もいれば10年めに訪れる人もいるだろう。

 

■社会人13年目、初めてのモチベーション低下

ぼくの場合、それは社会人13年目になって訪れてしまった。

それまではモチベーションは自分で言うのもなんだがずっと高く、いつでもどこでもやる気に満ち溢れ、すべての業務を意欲的に前向きに、仕事の報酬は仕事という考えで猛然とはたらいていた。モチベーションが上がらない人のキモチなどわからなかったし、そんなことを言う人は自分に甘えているだけだとさえ思っていた。だが違った。

 

5年くらい前から、なんとなく自分が仕事中にノッていないと気付きはじめていたように思うが、2年前に明確に気付いてしまった。明らかにモチベーションが下がっている。

頑張りたいのに頑張れない。

前向きに考えたいのに考えられない。

新しいことに挑戦したいのにその気になれない。

時には会社に行きたくないとさえ思う。

 

こんな自分の状態は初めてだったのでショックだった。まさか自分にモチベーション低下という事態が訪れるとは・・・。それから、燃え尽き症候群についての本を読んだり、リラックスする時間を増やしたり、会社にいる時間を減らしたり。色んな工夫をこころみてわかった事がある。

 

モチベーション低下の原因は心の疲れ。

心の疲れは、身体の疲れよりも回復に時間がかる。

そして、心の疲れを癒やすには、

心を疲れさせている原因と距離をとらねばならない。

 

■仕事につかう時間を半分にすると決める

自分の心に向き合って、その心を疲れさせている原因を突き止め、その原因と距離をとるということが重要だ。本当は取り除きたいところだが、原因が上司や同僚だったり、ある特定の仕事だったりする場合、それを取り除くのは現実的には難しい。なので距離をとるのだ。原因が人であったら会話する時間、一緒にいる時間を可能な限り減らす。もちろん、その人のことも意識的に考えないようにする。原因が業務であったら、最低限やるべきことはやるとして、それ以上は深入りしないようにする。もちろんそれでは評価されないと思うが、それで良いのだ。心が疲れているときのパフォーマンスはどうせ高くないし、中途半端に頑張りを続けると心はいっこうに回復しない。休むときは休まなければならない。

 

ぼくも色んな事情が重なって心が疲れてしまったので、仕事に費やす時間を半分にすると決めた。と言っても、朝の8時~18時まではきっちり集中して働く。ただこれまでは、平日夜も土日も仕事をしていたが、PCは開かないと決めた。仕事のことを考えることも止めた。最初はそのようなスタンスに罪悪感を持っていたが、最近はそこに罪悪感をおぼえる感覚の方がおかしいのでは?と考えるようになった。責任を果たしているならば、それ以外の時間をどう使おうと自分の自由だ。

そうやって意識や時間の使い方を変えたのだが、不思議なことに業務は変わらずまわり続けているし、問題も起きていない。ある意味、自分が一人相撲をしていたむだな頑張りが削ぎ落とされて、業務効率があがったとさえ感じる。嬉しいような悲しいような。ガムシャラにがんばっていた自分を思い出すと泣けてくるが、少し前の自分はいろいろと空回りしていたのだろう。

 

■自分の心の疲れに敏感になろう

責任感が強く自責で、成長意欲も向上心が強い。そして目標達成することが楽しい、というタイプほど、自分の心の疲れには鈍感だ。意識が自分のウチにではなく、ソトに向いていることが多いからだ。そういうタイプほど心に疲れが溜まっている可能性があるので、ぜひ定期的に自分の心に向き合って問いかけて欲しい。

 

・いまの生活には満足しているか?

・いまの生活に楽しい時間はあるか?

・ぶっちゃけ、心が疲れたと悲鳴をあげていないか?

 

どんな名車であっても給油なしには走りつづけることは出来ない。長期的に走りつづけるためにはメンテナンスも重要だ。故障してからでは遅いこともある。休むこと、のんびるすることに罪悪感を感じるのは止めにしよう。

速く走ること、のんびり歩くこと、立ちどまること。それぞれにしか見えない景色があって、景色には優劣は無い。大切なのは自分がみたい景色に気付く、それを見る時間を増やすということなのだ。

 

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