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マーケティング、コミュニケーション、リサーチ。

マーケティングの成功には、コミュニケーションとリサーチの両輪が必要です。マーケティングは売れる仕組み作り。コミュニケーションとリサーチは共にターゲットとの相互交流ですね。

広報やコミュニケーション部門の役割

2015年10月より広報室の責任者も務めているのですが、改めて標題の書籍(監修:清水正道)を読んで基本に立ち返ったので、備忘として印象に残った点を書き残したいと思います。

 

<広報活動に必要な8つの広報力>
1.情報収集力:自社や競合の評判を収集・把握する
2.情報分析力:収集情報に基づき、課題を洞察する
3.戦略構築力:広報戦略の構築と目標管理・見直しを実行する
4.情報創造力:相手に合わせてメッセージを開発する
5.情報発信力:複数の情報発信手法を複合的に駆使する
6.関係構築力:重点ステークホルダーと信頼関係を高める
7.危機管理力:リスクの予測・予防や緊急対応スキルの維持向上
8.広報組織力:経営と広報の一体活動のための意思決定

 

この視点で上記視点を振り返るとやれていない事ばかりになってしまいますが、
企業規模や業界、置かれている状況によって必要な広報活動は違うので、
優先順位を明確にして強化すべき役割を明らかにする事が重要。

自社に立ち返ると3.情報創造&発信力が弱いと感じているので
より積極的にニュースリリースやPRを配信したいと思っているが、
「そもそもニュースになる情報は何か?」といえば不明瞭。

個人よってニュース性の解釈も様々だ。
前述の書籍によるとニュースになる視点は以下3つ。

1.社会情勢や経済情勢といった世の中の大きな流れに合致している
2.潮目が変わる兆しのような動き
3.経済界のダイナミックな動き

納得である。さらにニュースの価値は相対的でもあり、
速報性・新奇性・公益性・その事象の認知度などによっても変わるという。
これら情報をメディアにしっかり届ける為には、
メディアとの関係性や人間関係をしっかり構築する事が必要であり、
広報とは会社全体の営業活動といえると思う。

経営戦略と連動し、国内外に強いブランド構築に成功している例としては
スターバックス」がある。彼らの広報戦略の骨子は以下4つ。

<スターバックスの広報戦略>
・One voice of the customer(統一されたメッセージを届ける)
・Mid Term Strategy(中長期的な視野に立つ)
・Story telling communication(驚きと楽しさ溢れるストーリーを伝える)
・Loyalty building/innovation(カスタマーのロイヤリティを高める)

世界観に基づいた体験価値を重視しているスターバックスらしい
こだわり様である。弊社のようにBtoBビジネスを展開している企業は、
顧客がより合理的な判断で購買をするので、ロイヤリティや楽しさなどで
ブランドを創るのは極めて難しい。だからこそ、統一感や中長期的な視野での
コミュニケーションなどが信頼感・安心感というブランド価値に繋がるように思う。
「カスタマーエクスペリエンス」を意識するということでもある。
ちぐはぐな体験は、誰にとっても気持ち悪いものだ。

コミュニケーションの結果は受け手が決める、
という現実も広報活動の難しさの1つであると思う。
「意図したメッセージが、意図した相手に届き、ポジティブに残り続ける」
ことがコミュニケーションの難しさだと思うが、
それにチャレンジし続ける事が広報やコミュニケーション部門の役割なのだろう。